// 大根でもゼラチンでも。

近々ほとんどの銀行で導入されるはずの、静脈認証。
なんとなく安全っぽい ぐらいに思ってる人が多いと思う。
俺もそんなかんじ。


ところが。
横国の教授が、大根とサランラップでこの認証をパスした。
ニュースで取り上げられてたからご存知の方も多いでしょう。


これはかなり大雑把な実験で、個人認証はやってなくて、大根をスティック状に切ってサランラップを巻けば、認証機械に「これは手で、静脈がある」と思い込ませられる というもの。


実際に銀行で悪さを働くには、「もう登録してある誰かの静脈パターンと同じ状態の大根をつくる」ステップが必要だから、結構ハードルは高くなるだろう。でも、手を偽造するのと比べたら大根やゼラチンで模写するのはずっと楽なはず。


同じ静脈パターンを持つ人は、世界中さがしても(ほぼ)いない ってのが静脈認証の根拠なんだけど、同じパターンを持つ人がいなくても同じパターンを持つ大根がいたら意味が薄れるね というお話でした。


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